子供に箸の使い方を教えたい。でも、教え方が分からない。
箸の教え方で大切なポイントは、始める時期と練習内容です。
スプーンやフォークに比べて、箸の使い方を教えるのは難しいと感じるママが多いです。
しかし、手順自体は簡単なので、親子で時間をかけて正しい持ち方を練習しましょう。
また、練習を始める時期は、子供がスプーンやフォークを大人と同じように持てた頃です。
早い子だと2歳から箸の練習ができますよ。
この記事では、2歳頃の子供がいるママが持つ次のような疑問に答えていきます。
子供の発達に合わせて最初から正しく箸の使い方を教えてあげれば、直す必要もないため将来困りませんよ♪
木の箸で、手が当たるところにくぼみがあるため、正しい持ち方が教えやすいです。
サイズも豊富で、子供の手の大きさに合わせて購入できます。
また、右利き用と左利き用があるので利き手がどちらでも購入できるのもいいですね♪
2歳への箸の教え方のポイント!教える時期と注意点は?
2歳から箸の練習を始めるって聞いたけれど、本当?
発達が早い子は2歳頃から箸の練習を始められます。
しかし、月齢にこだわらずに子供の発達具合をしっかり見て、必要な練習を始めてください。
小学生前の5歳頃には箸を持てると言われており、それまでにスプーンやフォークから移行します。
そのため、多くの子供は2歳から3歳の間に箸の練習を始めます。
しかし、箸の教え方では教え始める時期がとても重要です。
場合によっては、箸の使い方よりも先にスプーンやフォークの練習が必要になります。
箸を教えるタイミングの見極め方
子供がどんな状態になったら箸を教えるの?
大きな目安は、スプーンやフォークを鉛筆持ちで使えるようになったときです。
箸を教え始めるときは、子供の発達が十分に進んでいるかを確認します。
2歳になったから教え始めればいいわけではありません。
発達が未熟な状態で箸を使うと間違った使い方を覚えてしまい、後から正しい持ち方に直すことが大変です。
もしも、まだスプーンやフォークを鉛筆持ちで使えない場合は、まずは箸の前にスプーンなどの使い方を教える必要があります。
スプーンやフォークの持ち方は、子供の発達に合わせて次のように変わります。
スプーンを鉛筆持ちで使えるようになっているか1つずつ確認していきましょう。
スプーンの持ち方1【上手持ち】
初めてスプーンを持つときは、柄の部分を上から握る形の上手持ち(うわてもち)になります。
乳幼児期は指先の動きや手の向きを上向きにする動作が難しい時期です。
そのため、腕全体を動かしたり、肘を曲げたりして食事をします。
この状態では上手持ちが一番食べやすい形のため、スプーンなどの握り方と口に運ぶ動作を教えるのは比較的簡単です。
スプーンの持ち方2【下手持ち】
上手持ちができると、次は下手持ち(したてもち)に進みます。
下手持ちは上手持ちの反対で、柄の部分を下から握った形です。
手や腕の運動機能が発達してくると、手首を内側にひねる動作ができるようになり、下手持ちでも口まで食事を運べます。
もしも下手持ちの教え方が上手くいかない場合は、日常の中でおもちゃで遊んだり、手遊びをしたりしながら手首をひねる動作を増やす工夫をしましょう。
また、一部の子供は下手持ちをせずに、指持ち(ゆびもち)をします。
指持ちは上手持ちと同様に上からにぎりますが、柄の部分を手のひらで包み込まずに指でつかむ形です。
指持ちも立派な発達段階なので心配いりません。
スプーンの持ち方3【鉛筆持ち】
スプーンの最終的な持ち方は、鉛筆持ちです。
大人と同じように親指、人差し指、中指を使って持てるように成長します。
鉛筆持ちは、大人が手を添えて持ち方を教えてあげるといいですよ。
そして、鉛筆持ちができるようになれば、箸へのチャレンジをしても問題ありません。
スプーンの持ち方以外に、箸を教えられるかの判断材料はある?
他にも、次のような状態になっていれば、箸の使い方を教えるタイミングです。
子供の様子をよく観察してみてくださいね。
箸を教えるときの注意点
子供への箸の教え方で気をつけるもう1つのポイントは、子供に楽しく教えてあげることです。
そのため、食事中に箸を教えることはおすすめしません。
子供にとって、食事は楽しく美味しく食べることがなにより大切です。
箸を教えようとするあまり、食事が楽しくなくなってしまうと大変です。
箸の練習は時間をかけてゆっくり行えばいいため、ある程度使えるようになるまでは遊びを通して学んでいきましょう。
また、「こうすると持ちやすいよ」「よくできたね」「その調子」など、前向きな声掛けをたくさんしてあげるといいですよ。
子供は褒められればうれしく、もう少し頑張ってみようと思ってくれます。
2歳の箸の練習と遊べるトレーニング法をご紹介♪
2歳頃の子供への練習で大事な点は、時間をかけてゆっくりと行うことです。
箸2本を同時に持って動かすことは、とても大変です。
手順にそって少しずつ練習していきましょう。
また、箸を動かせるようになったら、遊びの中で使い方を上達させるといいですよ。
箸の持ち方を伝える手順
2歳頃の子供に教える場合でも、特別な教え方はありません。
基本的に、箸の持ち方は4つのステップに分けて教えます。
- STEP1箸を1本だけ使い、親指、人差し指、中指の3本の指で持つ
- STEP21本の箸を人差し指と中指を使って1を書くように上下に動かす
- STEP32本目の箸を親指の下をくぐらせ、1本目の真下に来るように置く
- STEP41本目を人差し指と中指で、2本目を薬指に置いて2本の箸を動かす
一気に教えようとせずに、ゆっくり着実に習得させる気持ちで頑張りましょう。
箸を使った遊び方
箸を持って動かせるようになったら、箸を使って遊んでみましょう。
おすすめの練習は、箸とスポンジやボールなどを用意してつかんで動かすトレーニングです。
片方の容器にスポンジを全て入れて置き、箸を使って空の容器に移します。
スポンジは柔らかいものを選ぶと、2歳頃の子供の力でもつかみやすいため、おすすめです。
そして、スポンジを上手につかんで動かせたら、難易度を上げて練習していきましょう。
例えば、右から左に移せるようになったら、反対に左から右に動かす練習をしたり、スポンジから小さめのカラーボールに変えてみたりするといいですよ。
また、柔らかい素材が上手につかめるようになったら、豆やおはじきなどの硬いものにするだけでぐっと難易度が上がります。
他にも、トレーニング用のおもちゃを使った練習方法もあります。
2歳の箸におすすめ!!長さと素材にこだわろう
子供に箸を買うときは、長さや素材にこだわり、できるだけ使いやすいものを選んであげましょう。
おすすめの箸を3つ紹介するので、参考にしてみてくださいね。
おすすめの箸の長さと素材は?
初めて箸を購入するときは、箸の長さと滑りにくく持ちやすい素材のものを買いましょう。
箸の長さは、親指と人差し指を直角に開き、両方の指先を結んだ線の1.5倍が丁度いいサイズです。
そのため、2歳頃は13㎝、3歳頃は14㎝が一般的におすすめの長さと言われています。
また、箸の素材は木製や竹製がおすすめです。
プラスチック製に比べて値段は高くなってしまいますが、食べ物をつかんだときの滑りにくさや手のあたりがいいメリットがあります。
トレーニング箸を買ったほうがいい?
持ちやすいようにリングがあるトレーニング箸はおすすめしません。
2歳頃からリングを使って箸を使うと、なかなか卒業できず、かえって普通の箸への移行が大変だったというママさんもいました。
使えるまでに時間はかかるかもしれませんが、最初から通常の形に近い箸を使って練習する方が最終的にいい結果に繋がります。
例えば、2歳頃の子供に買うならば次のような箸がおすすめです。
三点支持箸(イシダ)
イシダの「三点支持箸」は、木でできており、指の形に沿ったくぼみがあります。
そのため、箸の持ち方が無理なく身に付く矯正箸として人気です。
一番短い長さは14㎝なので、2歳の子供にはそのサイズの購入がおすすめです。
六角知能箸(せいわ)
「六角知能箸」は、2歳から使える国産の竹を使った箸です。
長さが13㎝から19㎝まで1㎝刻みで選べるほか、箸の軽さや細さ、重心までこだわっているため、2歳頃の子供でも使いやすい箸を見つけられます。
はじめてのちゃんと箸SS(ののじ)
トレーニング箸を使いたい場合は、2本の箸をジョイントするサポートがついたものがおすすめです。
リングに指を通すトレーニング箸に比べて、変な癖がつきにくく、普通の箸への移行がしやすいと口コミがありました。
ののじの「はじめてちゃんと箸」は、2本の箸が平衡状態になるように連結するパーツが付属されています。
2歳頃に使うのであればSSサイズがちょうどいいです。
2歳からの箸の教え方のまとめ
- 2歳、3歳といった月齢にこだわらずに、子供の発達具合を見て箸の使い方を教える
- 箸を教える目安はスプーンやフォークを鉛筆持ちで使えるときで、成長の早い子は2歳頃から教えられる
- 箸の教え方でのポイントは、子供に楽しく教えることだから、あえて食事中に教えない
- 箸の教え方は、まず1本を正しく持って動かすところから始め、最終的に2本を動かせるようにする
- 箸2本を動かせた後は、おもちゃなどをつかんだり動かしたりする練習をするといい
- 2歳頃におすすめ箸の長さは13~14㎝で、木や竹などの滑りにくい素材がいい
- リングに指を通すタイプのトレーニング箸は、通常の箸への移行が難しくなることがあるため、できるだけ通常の箸に近い形のものを使うといい
「2歳になったから箸を教えなきゃ」と考えずに子供の発達状態を見極めて箸の使い方を教えてあげましょう。
箸の教え方自体はシンプルですが、なかなかすぐに覚えられず時間がかかる場合もあります。
焦らずに子供に遊びを通して楽しく教えてあげてください。
箸自体にくぼみがあり、正しい持ち方が分かりやすいです。
言葉や手を添えても、子供に箸の持ち方をうまく教えられないママにおすすめします。
14㎝ならば、2歳頃の子供から使えるので早めの練習にもいいですね♪