
哺乳瓶の除菌はいつまですればいいの?
おむつ替えや寝かしつけなど時間に追われるママにとって哺乳瓶の除菌も大変な仕事ですよね。
少しでも時短できる方法や、やめても良い目安があると少し肩の荷がおりませんか?
結論を言うと、生後3ヶ月まではしっかり除菌をして、それ以降は体調・季節に応じて様子を見ながら行いましょう!
心配な方は生後半年まで続けるのがおすすめです。
なぜならその頃には赤ちゃん自身の免疫力が強くなり、離乳食も始まるからです♪
少しでも自分の時間を確保したいあなたにおすすめの製品もあります!
- 除菌が必要な理由といつまでするべきか
- 3種類の除菌方法
- 手軽・時短が叶うおすすめ製品
- 旅行時の除菌対策
哺乳瓶の除菌はいつまでか悩んでいるあなたにぜひお役立ていただけると嬉しいです!
除菌が終わったあとの乾燥にはスタンドを使うと早く乾かせます♪
取り外し自由で、必要な本数だけ取り付けられるのでサイズが合わない心配もありません!
哺乳瓶を卒業したあともストローマグや、コップ、水筒置き場として長く使えますよ!

哺乳瓶の除菌はいつまでする?必要な理由と頻度も解説!

待望の赤ちゃんとの生活が始まって間もなくやってくるのが、授乳ですよね。
授乳は赤ちゃんに乳を与える行為で、母乳を直接与える場合だけでなく、ミルクを哺乳瓶で与える場合も含まれます。
哺乳瓶で赤ちゃんにミルクを与えるとき、気になるのが哺乳瓶の除菌はいつまですれば良いの?ということ。
ですが、これには明確な基準が定められているわけではありません。
一般的におすすめされているのは生後3ヶ月ごろまでは特にしっかりと除菌をすることです。
哺乳瓶に除菌が必要な理由、頻度、やめる目安について詳しく見ていきましょう♪
赤ちゃんの命を守るために洗浄と除菌が大切な理由!

どうして哺乳瓶は洗うだけじゃなくて、除菌が必要なの?
産まれてすぐの赤ちゃんは免疫力や抵抗力が低いため、大人では問題ない菌でもお腹を壊したり、重い病気にかかったりします。
ところが母乳や育児用ミルクには、栄養がたくさん入っているため洗い残しがあると菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
洗浄は汚れを取る行為であり、除菌は菌を取り除くことで数を減らすのを目的としています。
そのため、乳首や哺乳瓶をしっかり洗ったあとに、除菌するのがとても大切なのです。
サカザキ菌とサルモネラ菌
育児用ミルクではサカザキ菌とサルモネラ菌という細菌が問題視されています。
サカザキ菌:ヒト・動物の腸管内や野菜類から検出される可能性があり、敗血症や髄膜炎などの重い病気を併発することがあります。
サルモネラ菌:ヒト・動物の腸管内に生息する細菌で、下痢、発熱といった食中毒をおこすことがあります。
どちらも適切な方法で粉ミルクを溶かしたり保存したりすれば、感染リスクを減らせます!
毎回除菌が必要なのはいつまで?すぐ洗えないときは?

洗浄と除菌が必要な理由はわかったけど、その都度やる必要があるの?
いつまで毎回やれば良いのかな……。
生後3ヶ月までは哺乳瓶を使うたびに洗浄・除菌するのが基本です。
忙しいママ・パパですから少しでも手間は減らしたいのが本音だと思いますが……。
上に書いたように母乳や育児用ミルクには赤ちゃんのために栄養がたくさん入っています。
だから少しでも哺乳瓶に残っていると菌がたくさん集まってきてしまうんです!
すぐに洗えないときは、残ったミルクを捨てて水やお湯に浸けておくだけでも洗い残しは減らせます♪
除菌はいつまでするのが最適?赤ちゃんによって違う?

生後3ヶ月までは毎回の除菌が必要なんだね!
じゃあ除菌はいつまで続けるのが普通なの?
哺乳瓶の除菌について、生後3ヶ月まではしっかりと行うのをおすすめします。
生後3ヶ月以降は赤ちゃん自身で免疫を作り始めるため、菌に対して徐々に強くなっていきます。
ただ、同時にママからもらった免疫も減っていくので、心配であれば生後半年までは除菌するのがおすすめです。
それ以降は赤ちゃんの発達状況や体調などを見ながら、必要に応じて除菌しましょう。
哺乳瓶の除菌をやめても良い目安はいつ?簡単チェック!

除菌をやめても良い目安はあるのかな?
以下の行動をするようになったら、除菌をやめても良いといえるでしょう。
- 指しゃぶりを日常的に行うようになったとき
- 手に持ったものを口に出し入れするようになったとき
- 離乳食が始まったとき
なぜなら、赤ちゃんの手に普段からついている菌が免疫力を高めてくれるからです。
ただし、赤ちゃんが体調不良のときや、梅雨、夏場などは念の為、除菌した哺乳瓶を使ったほうが安心です。
面倒だけどやめてしまうのは心配、というあなたは夜にまとめて→2日に1回……など徐々に回数を減らすのも良いですね!
無理なく続けられる頻度にすることで育児の負担も減らせます。
哺乳瓶の除菌の方法とは?3種類の手順やメリットも♪

哺乳瓶の除菌方法は主に以下の3つに分けられます。
- 煮沸
- スチーム(蒸気)
- 薬液
それぞれにメリット・デメリットがあり、「コストをかけたくない」、「時短したい」など何を優先するかでも変わってきます。
以下に特徴の早見表とそれぞれの方法の詳しい説明を記しました。
哺乳瓶の除菌はどうしたら良いか、悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです♪
それぞれの除菌方法の特徴は?あなたに合うのはどれ?
それぞれの除菌方法を項目別に3段階評価してみました。
いちばん譲れない部分と妥協できる部分を照らし合わせて、あなたに合ったぴったりの方法を見つけましょう!
煮沸 | スチーム | 薬液 | |
時短・手軽 | ◯ | ◎ | △ |
コスパ | ◎ | △ | △ |
安全性 | ◯ | ◯ | ◯ |
外出・旅行先 | △ | ◯ | ◎ |
コストをかけたくないから煮沸、在宅で仕事をしているから時短の叶うスチームなどあなたの状況に応じて選ぶのがおすすめ♪
昔から行われている基本はこれ!コスパ最強の煮沸除菌
煮沸除菌は鍋に哺乳瓶と水を入れ、加熱して除菌する昔ながらの方法です。
新しくグッズを買う必要がないので、主にあげるのが母乳かミルクか分からないあなたは煮沸除菌で様子を見ても良いかも!
- 鍋とコンロが必要で手間がかかる
- 火を使うので目が離せない
- 材質によっては変形・劣化するおそれがある(プラスチック製や樹脂製)
- 家にすでにあるものでできる
- 初期コストやランニングコストがかからない
- 高温でしっかり除菌できるため、ムラができにくい
コストを抑えて、昔ながらの方法で安全性も欲しいあなたにおすすめです。
- Step1大きな鍋に哺乳瓶がつかるぐらいたっぷりの水を入れる
哺乳瓶が完全に浸かる量にするのがポイント!
- Step2哺乳瓶や付属品を鍋に入れる
ガラス製品は急激な温度変化に弱いため常温の水から、プラスチック製品は沸騰後に投入
- Step3沸騰させ、弱火でグツグツ煮沸する
所要時間はどちらも沸騰してから3〜5分程度
- Step4取り出して清潔に乾燥させる
やけどしないようにトングなどを使うのがおすすめ
時間が足りないママ・パパに!スチーム除菌は放置でOK
専用の容器に哺乳瓶と少量の水を入れ、電源をつないでボタンを押すだけで、除菌してくれる方法です。
種類によっては、乾燥機能やミルクウォーマー機能、離乳食の解凍機能がついているものもあります。
- 高額の専用容器が必要
- 電源が必要になる
- 定期的にカルキ汚れの清掃・お手入れが必要
- 短時間(約12分)で除菌できる ※乾燥まで使うと約1時間
- 水と除菌したいものを入れてボタンを押すだけなので簡単
- 1回購入すればランニングコストは不要
手軽で時短を望んでいて、薬液の匂いが苦手なあなたにおすすめです。
- Step1除菌器に規定量の水を入れる
100ml程度が必要
- Step2哺乳瓶や付属品をセットする
必ず洗浄が済んでいるか確認を!
- Step3電源を入れ、除菌モードのスイッチを押す
だいたいの所要時間は10分前後
- Step4しっかり乾燥させる
乾燥機能がついているものは、そのまま保管もOK
旅行先でも電気不要で簡単に!お手入れいらず薬液除菌
規定の濃度になるように水を入れて薬液を作り、1時間以上浸けて除菌効果を得る方法です。
専用の容器でなくてもできるので、錠剤タイプのものを水と一緒に持ち歩けば長時間のお出かけでもかさばらず除菌できます。
- 除菌完了までに1時間以上かかる
- 薬液の匂いが気になる人もいる
- 除菌後の哺乳瓶をすすぐ必要がある商品も
- 水と薬液さえあればどこでも使える
- 電源や火を使う必要がない
- 薬液によっては1回作れば24時間何度でも使えるのでその都度作業が不要
外出先や旅行先で使いたい、手間のかかるお手入れなどが面倒なあなたにおすすめです。
- Step1薬液を準備する
指定された濃度になるように計量して、薬液を水で薄める
- Step2哺乳瓶や付属品を薬液に浸ける
気泡が入ると効果が薄いので入らないように
- Step3規定時間(通常1時間以上)浸けておく
フタをしておくと更に衛生的
- Step4トングなどで清潔に取り出す
すすぎ不要の製品も多いが、匂いが気になれば水道水で軽くすすいでもOK
除菌の効果を高めよう!大事な洗浄と乾燥の共通手順
哺乳瓶の除菌は、「洗浄→除菌→乾燥→保管」の一連の流れがとても大切です。
雑菌の繁殖を防ぐために、どの手順も丁寧に行うことがポイントです!
①使用後はすぐに洗浄する
ミルクの成分は腐りやすいため、常温で放置すると菌がすぐに繁殖してしまいます。
使用後はなるべく早く以下のポイントを意識して洗浄しましょう。
- 哺乳瓶、乳首、フタなどをすべて分解する
- 専用ブラシや乳首ブラシなどを使って隅々まで洗う
- 中性洗剤を使い、ぬるま湯でよくすすぐ
洗浄が不十分だと、どんなに除菌しても菌が繁殖してしまうので、ここを丁寧にできるかがポイントです。
②除菌方法を選んでしっかり行う
洗浄後はそのときの状況に合った方法を選んでしっかり除菌を行いましょう。
上記で紹介した特徴をもとに、ライフスタイルに合った方法を選ぶのがおすすめです。
妊娠中で母乳かミルクかまだ分からない……というあなたは必要になったら購入を検討する、でも良いかもしれませんね♪
③しっかり乾燥して清潔に保管
除菌後は清潔な布巾やキッチンペーパーの上に置き、自然乾燥が基本です。
布巾などで拭いてしまうと、ホコリや布についた菌が哺乳瓶に移ってしまうため、避けましょう。
しっかり乾燥したあとは以下のように保管します。
- ホコリが入らないようフタをする
- 保管ケースや密閉袋に入れる
- 使用までの時間が長い場合は、再度軽くすすぐと安心
哺乳瓶の除菌におすすめ3選!ママを楽にする便利グッズ


哺乳瓶の除菌にはどんなグッズがおすすめ?
スチームか薬液で悩んでいる……そんなあなたには以下の3品をご紹介します!
私が哺乳瓶を使って育児をしていた数年前にはないものばかりで、こんなに便利になったんだな〜と時間の流れを感じました(笑)
スチームの力でしっかり除菌!水だけで簡単!時短も叶う
とりあえず、手軽で時短できるものが良ければこちらがおすすめ!
初期コストはかかりますが、操作は哺乳瓶と水を入れて電源につないでボタンを押すだけです♪
スチームの力で除菌もしっかりしてくれるし、ワンタッチで乾燥までしてくれます。

とても使いやすくて夜も楽になりました!
高い買い物でしたが、結果的に最高です♪重宝しています。

これ1つで洗浄除菌は準備OK!老舗メーカーの安心商品
誰もが一度は聞いたことのある「ミールトン♪」でおなじみの洗浄液と除菌用錠剤セットです。
こちらの商品は付属のケースに錠剤と水を入れ、薬液を作ったら24時間繰り返し使用可能!
24時間以内でしたら、洗浄後の哺乳瓶を何回でも除菌可能です♪

これを買えば全て揃ったので楽でした!
朝作ったら次の朝に取り替えるまで使えて良かった!

生後すぐから離乳食まで大活躍!4in1コスパ最強グッズ
スチーム除菌ができるのはもちろん、更にミルクウォーマー、冷凍した母乳・離乳食の加温、離乳食の保温もできる優れモノです♪
混合で母乳のあとにミルクを作るのは大変だし、先に用意しておくと冷めてしまう…そんなときにおすすめ!
離乳食期になっても使えるのがありがたい……安心の12ヶ月保証付きです。

スチーム除菌がめちゃくちゃ便利!
プレゼント用にも購入しました♪

哺乳瓶の除菌は旅行でどうする?おすすめは薬液除菌♪


赤ちゃんと旅行のときに哺乳瓶の除菌はどうするのが良いの?
赤ちゃんとの長時間のお出かけや帰省、旅行の際に哺乳瓶の除菌はどうするか悩んでしまいますね。
結論、自宅と同じような設備が整っていない環境でも、工夫次第でしっかり清潔を保てます!
せっかくの赤ちゃんとのお出かけは、準備をしっかりして楽しくしたいですね♪
ジップ付き保存袋で省スペース!手軽で確実な薬液除菌
旅行中や外出先では薬液タイプの除菌が最も手軽で確実です。
用意するもの
- 除菌用の錠剤または液体
- 哺乳瓶が入る密閉容器(100円ショップのタッパーやジップ付き袋でもOK)
- 清潔なキッチンペーパー
手順
- 洗浄した哺乳瓶を容器に入れる
- 水と薬液を入れて1時間以上浸け置く
- 取り出して軽くすすぎ、清潔なキッチンペーパーの上でしっかり乾燥させる
電源やコンロがなくてもできるので、これならどこでも安心ですね!
繊細な赤ちゃんに!スチーム除菌なら環境変わらず安心
電源があるところであれば、スチーム除菌器を持参することで家と変わらない環境にできますね。
普段スチーム除菌に慣れている赤ちゃんだと、いきなり薬液を使った除菌では匂いが気になって飲んでくれないかもしれません。
それに加え、旅行先はいつもの家と違う環境下ですから、無理もありません。
除菌の方法だけでも、家と同じにしてあげれば赤ちゃんも少し安心ですね♪
ただ持ち運ぶのには少し重く、かさばるので移動が大変かもしれません……。
洗浄・除菌いらず!いざというときの使い捨て哺乳瓶も
どうしても除菌の手間や時間が確保できない場合に備えて、使い捨てタイプの哺乳瓶を用意しておくと安心です。
- 滅菌済みで開封後そのまま使える
- 使い終わったら、洗浄、除菌不要でそのまま廃棄
- 省スペース、軽量で荷物軽減
旅行で使わなければ、災害などの非常時グッズに入れて置けるので損はありません♪

哺乳瓶の除菌はいつまで?のまとめ

- 哺乳瓶の除菌はいつまでか迷ったら生後3ヶ月まではしっかりと、できれば生後半年まで続ければ安心
- 除菌が必要な理由は生後すぐの赤ちゃんは免疫力が弱いから
- 除菌をやめても良い目安は指しゃぶりや離乳食が始まったら
- 煮沸除菌は手間がかかるが、初期コストはかからない
- スチーム除菌は高額な機器が必要だが、短時間ででき、乾燥までボタン1つでできる
- 薬液除菌は時間がかかり、匂いも少しあるが確実で外出先でも可能
- 哺乳瓶使用後はなるべくすぐに洗浄してから、除菌、乾燥まで行うことが重要
- 旅行時におすすめな除菌方法は手軽で軽量な薬液除菌
いつまで哺乳瓶の除菌をするべきか、それぞれの方法のメリット・デメリットなどを紹介してきました。
赤ちゃん、特に新生児のお世話は「これ、いつまでやらなきゃいけないの〜?」ということが多くて、つい神経質になりがち……。
でもいちばん大事なのは何よりもママやパパが笑顔で赤ちゃんと過ごすことです!
そのために使えるグッズやサービスは積極的に使っていきたいですね♪
ピジョンのスチーム除菌乾燥器は除菌から乾燥までボタン1つの操作なので時短重視の場合はおすすめ♪
たくさん入る大容量で乾燥が終わったあとは保管も可能です!
忙しい新生児期にも便利グッズの力を借りてあなたのくつろげる時間を確保しましょう!
