
賃貸へ引越し予定だけど、クッションフロアのデメリットはあるのかな?
DIYでの貼り方や注意点も知りたいな……。
クッションフロアは賃貸物件によく使われる床材のひとつになります。
クッションフロアは“凹みやすい”などのデメリットもありますが、“手入れのしやすさ”や“防音性がある”などの理由で人気です。
しかもデザインが豊富なうえに貼り方も簡単で、賃貸でもDIYで自分好みの部屋にできるのです!
クッションフロアがおすすめな理由をデメリットと併せて紹介していきます!
また、DIYでクッションフロアを使用する場合の貼り方と退去時の注意点もお伝えしますね♪
- クッションフロアの賃貸のデメリットとメリット
- クッションフロアの貼り方
- クッションフロアを敷いた賃貸の退去時の注意点
クッションフロアは簡単DIYで部屋の印象を変えてくれるアイテムです♪
「敷くだけ簡単設置」なので賃貸物件でも安心して使用できますよ!
部屋のサイズに合わせて大きさが選べるのもとても魅力的な商品です。
クッションフロアの賃貸のデメリットは?DIYでカバー♪


今度引っ越す賃貸物件は床がクッションフロアだけど、どうなんだろう?
デメリットがあるなら教えてほしいな。
賃貸物件の床材は主にフローリング•クッションフロア•カーペット•畳が使用されています。
近年、クッションフロアは“デザインが豊富なうえに質感も向上している”と特に人気が高い床材です。
- クッション性のある塩化ビニール素材の床材で、厚さは1.8㎜〜3.5㎜ほど
- リーズナブルでありながらも木目調や大理石調などデザイン性が高いため、非常に人気
多くの賃貸物件で使用されるほど人気のあるクッションフロアですが、デメリットはあるのでしょうか?
クッションフロアのメリットとデメリットを紹介していきます!
【デメリット】凹みやすく修復が難しい!変色にも注意
クッションフロアはその名の通り、厚さが1.8㎜〜3.5㎜のクッション性のある床材です。
凹みやすさやビニール特有のテカリなど、素材ならではのデメリットがいくつか挙げられます。
- 家具や家電の重みで凹みやすい
- 傷の修復がむずかしい
- 変色や色移りしやすい
- ビニール素材特有のテカリがあり、安っぽく見える
- 耐久性が他の床材より低い
クッションフロアならではの厚みにより、家具や家電の重みで凹んでしまいます。
他の床材とは違い、研磨したりワックスをかけたりできないため傷の修復がむずかしいです。
また、紫外線にも弱いので色あせや変色、家具などの色移りも起こるため注意が必要です。
ビニール素材ならではの独特なテカリがあり、本物の木材や大理石などに比べると安っぽくも見えます。
耐久年数は6〜10年ほどと他の床材に比べ短いです。
| 床材 | 耐久年数 |
|---|---|
| クッションフロア | 〜10年 |
| フローリング | 10〜15年 |
| 無垢床 | 30年以上 |
| 畳 | 畳表:10年 畳床:20〜25年 |
| フロアタイル | 10年以上(手入れ次第で半永久的) |
ただし、凹みや傷の修復のむずかしさ、色移りは経年劣化でも起こります。
クッションフロアに限らず、他の床材でも避けようのないトラブルだと考えるとよいでしょう。
正直なところデメリットはありますが、床材の中でも扱いやすいと言えるのでおすすめです♪
【メリット】耐水性がありお手入れラクラク♪
クッションフロアは塩化ビニール素材でできているため、耐水性があり、お手入れがとてもラクです♪
水や油はねといった汚れも染みつかず、サッと拭くだけで綺麗になります!
そのほかにもメリットがあるので紹介していきますね♪
- 耐水性が高く、汚れ落ちがいい
- 衝撃•振動•音を吸収するため防音効果がある
- デザインが豊富
- 安価
- 貼り方が簡単でDIYしやすい
先ほども言いましたが、クッションフロアは耐水性が高く拭きとりだけできれいになるので、非常にお手入れしやすいです!
衝撃や振動、音を吸収してくれるのもクッション性ならではの特徴です。
意外と生活音は響くため、下の階や隣部屋への配慮にもなります。
また、デザインが豊富なうえに安価で貼りやすいのも魅力です♪
「賃貸でも自分好みのデザインにしたい」という場合にも、既存の床の上から自身で貼れるので、簡単に雰囲気を変えれます!
賃貸の既存の床の凹みや傷を隠せて、さらに自分好みのデザインにできるので、クッションフロアのDIYはおすすめです♪
クッションフロアの賃貸への貼り方は?敷くだけでもOK


賃貸の部屋をクッションフロアで自分好みの床に変えてみたいな♪
貼り方は敷くだけでもいいのかな?
“デザインが豊富で安価、そして貼り方が簡単である”と魅力的なクッションフロアですが、敷くだけでも大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと、クッションフロアの貼り方は賃貸の既存の床に敷くだけでも大丈夫です!
クッションフロアは“敷くだけ”で手軽に部屋の雰囲気を変えられますよ♪
同じ木目調でも色が違うだけで部屋の雰囲気がガラッと変わるので、好みのクッションフロアを探すのも楽しいですよ。
敷くだけ簡単!DIYで部屋をより好きな空間に♪
賃貸物件でクッションフロアを使用していると家具の跡がつき、凹みが気になりますよね!
床の凹みなどを隠したいなら、さらに上からクッションフロアを敷くだけの“簡単DIY”がおすすめです♪
しかも既存の床への傷を防いでくれるので、退去時に修理代を請求される心配も軽減されます。
ではクッションフロアを敷くだけの“簡単DIY方法”を紹介します!
クッションフロアを敷くだけなので難しくなく、本当に簡単な貼り方ですよ♪
- 下準備既存の床のそうじ
床のゴミをしっかり取り除き、きれいにする
- STEP1クッションフロアのカット
部屋の形に沿ってクッションフロアをカットする
- STEP2クッションフロアを敷く
カットしたクッションフロアを床に敷く
- STEP3家具の配置
家具を配置し、重みでクッションフロアを固定する
家具の重みでだけでもクッションフロアはある程度固定できますよ♪

簡単に自分好みの床に変えれて、しかも既存の床も保護できて一石二鳥!
敷くだけで本当に大丈夫?少しの工夫で快適に♪
クッションフロアは敷くだけでも家具の重みでズレにくいです!
敷くだけでも家具の重みでズレにくくはなりますが、3つの工夫をするとより快適に過ごせますよ♪
- 型取りは細かくカットせず、大きくする
- 四隅のみマスキングテープと両面テープを使用して接着する
- 家具を引きずって移動させない
ほんの少しの手間を加えるだけで、“ズレ”や“四隅の浮き”が生じにくくなり、快適さがUPします!
3つの工夫を取り入れて、クッションフロアがズレるプチストレスを回避しましょう♪
クッションフロアの型取りは大胆に大きめカット
クッションフロアは部屋の形に沿って型取りをしますが、その際に細かくカットするのはやめましょう。
細かくカットするとパズルのように組み合わせる必要があり、クッションフロア同士に隙間ができる可能性が高いです。
隙間ができるとズレやすく、めくれや浮きがより増えるので、細かな型取りはおすすめできません。
大きくカットすると「敷くのが大変そう」と思いますが、部屋の形に沿ってはめるだけなので、むしろ簡単ですよ♪

大胆に大きくカットして、一枚で敷くのがコツなのね!
めくれや浮き予防にはマスキングテープ&両面テープ
クッションフロアを敷いたばかりは気にならないのですが、四隅は湿度変化などにより、徐々にめくれやすくなります。
四隅のめくれや浮きの予防には、マスキングテープと両面テープを使用して接着するといいですよ♪
粘着剤の跡を残さないためにも、既存の床材にマスキングテープを貼ってから両面テープを使用してくださいね。
既存の床に強い粘着剤が直接つくとうまく剥がれず、痛めてしまいます。
既存の床を痛めてしまうと退去時に修理費を請求される場合が高くなるので、必ずマスキングテープで保護してくださいね。

めくれにくくなるなら四隅だけでも貼ってみようかな!
マスキングテープは必須アイテムね。
家具の引きずりはヨレの原因!移動時は注意して
ベッドのシーツを替える時など、家具を動かす際は引きずらないよう気をつけてください。
家具を引きずるとクッションフロアが引っ張られ、四隅の両面テープが剥がれヨレが生じてしまいます。
家具を動かす際は少し手間ですが、なるべく持ち上げて移動してくださいね!

少しの注意でクッションフロアを長持ちさせられるのね!
クッションフロアは賃貸の退去時に注意!予防策は?

賃貸物件は退去時に“入居時の状態に戻さなければならない=原状回復”の義務が借主側にあります。
自身でクッションフロアを敷いた場合は、退去時に既存の床に戻さなくてはいけません。
原状回復では、故意や過失などによって生じた傷や汚れに対して、その修繕費を借主が負担します。
ただし、家具などの重みで生じた“やむを得ない凹み”に関しては修繕費負担の対象外になりやすいです。
クッションフロアのDIYは、故意や過失による傷を避け、いかに既存の床を入居時の状態で行うかが課題となります。
しっかり対策をして、簡単に原状回復できるようにしましょう!
原状回復可能!しっかりDIYで安心♪
クッションフロアを敷くだけのDIYはとても簡単でおすすめですが、しっかり貼るとより長期間ズレにくくなります。
長期間の使用を予定しているなら、ズレやヨレが生じにくい“しっかりDIY”がいいでしょう。
その場合はマスキングテープを隙間なく貼り、原状回復しやすいようしっかりと準備しておきましょう。
貼る時にしっかり対策をしておくと、退去時の撤去作業もラクになりますよ♪
好みのクッションフロア•カッター•床材用両面テープ•マスキングテープ(建築用が好ましい)•ローラー•長い定規
カッターは大きい方がクッションフロアをカットしやすく、おすすめです。
また、切れ味が悪くなるとうまくカットできないので、替えの刃もいくつか用意しておくといいでしょう。
- 下準備1既存の床のそうじ
床のほこりやゴミをなくし、水拭きでしっかり汚れを落とす
- 下準備2既存の床を乾燥•平らにする
水拭きした床をしっかり乾燥させ、表面を平らな状態にする
- STEP1既存の床にマスキングテープを貼る
隙間なく、少し重ねながらマスキングテープを貼る
- STEP2両面テープを貼る
マスキングテープの上に両面テープを貼る(剥離紙はまだ剥がさないで!)
- STEP3クッションフロアの位置確認
クッションフロアを広げ、柄や位置の方向を確認する
- STEP4クッションフロアをカット
クッションフロアを部屋の形に合わせ、5㎜〜1㎝ほど大きめにカット
- STEP5クッションフロアを貼る
両面テープの剥離紙を少しづつ剥がし、クッションフロアを貼る
マスキングテープは少し重ねながら貼ると隙間ができず、原状回復も安心ですよ♪
クッションフロアと壁に隙間ができるのを防ぐため、少し大きめにカットしましょう。
貼る際はローラーを使い、中央から外側に向かって空気を抜くようにするときれいに仕上がります。
マスキングテープを隙間なく貼ると、既存の床に粘着剤がつかず傷つけにくいので、原状回復しやすいです。
敷くだけよりも手間はかかりますが、長期間きれいな状態が保てますよ♪
原状回復しやすく、長期間ズレやヨレのないきれいな状態を保ちたいのであれば、“しっかりDIY”がおすすめです!
簡単にできる!?クッションフロアの剥がし方
マスキングテープをあらかじめ貼ったクッションフロアは剥がすのも簡単です♪
賃貸の既存の床を傷つけない剥がし方のコツを紹介しますね!
- STEP1クッションフロアのカット
クッションフロアを剥がしやすい大きさにカッターでカットする
- STEP2クッションフロアを剥がす
端からゆっくりっと剥がす
- STEP3マスキングテープを剥がす
既存の床に貼られたマスキングテープを剥がす
クッションフロアを小さめにカットすると剥がしやすくなるうえに、廃棄しやすいというメリットがあります。
カットの際には既存の床をカッターで傷つけないように気をつけてくださいね!
また、クッションフロアは端からゆっくりと剥がしてください。
一気に勢いよく剥がそうとすると粘着剤が残ったり、既存の床を傷つけてしまったりといった恐れがあります。
賃貸の既存の床を傷つけないためにも、クッションフロアは小さめにカットし、ゆっくり剥がしましょうね♪

剥がすのも難しくなさそうで安心!
これで安心して自分好みのクッションフロアを敷ける♪
退去時のことも考えて、マスキングテープはしっかりと貼っておくのがベストです!
クッションフロアは賃貸にデメリット?のまとめ

- クッションフロアは安価で防音性があり、衝撃や振動もおさえるため、賃貸物件でよく使われる
- クッションフロアは家具などの重みで凹みやすく、傷の修復が難しいというデメリットがある
- クッションフロアはビニール素材のためサッと拭くだけで汚れが落ち、日々のお手入れがラク
- ビニール素材がゆえに独特のテカリで安っぽく見えるというデメリットがあるが、デザインが豊富で選択の幅が広い
- クッションフロアは床材の中でも安価で貼りやすく、デザインが豊富なためDIYでも人気
- 敷くだけでも設置できるが、ズレやヨレを避けるなら全面をテープで固定した方がいい
- 退去時の原状回復のためにもマスキングテープでしっかり既存の床を保護し、剥がす際は端からゆっくりと引っ張る
クッションフロアは凹みやすいといったデメリットもありますが、お手入れもしやすく、防音性もあるのでおすすめです♪
安価なうえにデザインが豊富なのも魅力で、施工のしやすさから賃貸物件のDIYでも人気の床材です。
クッションフロアで自分好みの部屋に変えつつ、賃貸の既存の床を保護していきましょう!
おしゃれなヘリンボーンとパーケット柄はお部屋の垢抜けにもぴったり!
1m以上から10㎝単位で注文でき、お部屋の大きさに合わせやすく、雰囲気を変えるのにおすすめです♪

