
赤ちゃんを迎える準備をしているけれど、スワドルは良くないって本当?
スワドルは赤ちゃんに良くないものではなく「奇跡のおくるみ」とも言われ、正しく使えば快適で安心な睡眠にしてくれますよ♪
日本では多くの場合、おくるみとは区別して着せるタイプのものをスワドルと呼びます。
スワドルは見た目の窮屈さや使用上の注意点もあり、良くないと思われがちです。
しかし実際は、赤ちゃんにスワドルを使うとモロー反射を抑え、お腹にいた頃の感覚と似ているため安心して眠られますよ♪
- スワドルのデメリットと対策
- スワドルとおくるみの違い
- スワドル使用で得られる効果
- スワドルの卒業のタイミングと方法
正しいスワドルの知識を身につけて、ママが安心して赤ちゃんに使えるようにしましょう♪
4つの素材から季節に合わせて選べるため必要以上に熱がこもる心配はなく、夏は涼しく冬は暖かいが実現します。
生地はもちろん、糸も伸縮性のある弾性糸を使用していて赤ちゃんの動きに合わせ心地よく伸び、体にフィット!
下幅がゆったり構造だからこそ、自然な体勢で股関節に負担をかけずに過ごせて安心できますよ♪

赤ちゃんにスワドルは良くない?感じる不安5選と対策!

スワドルは苦しそう・熱がこもりやすい?といった点から良くないと思われますが正しい使い方を意識すれば安全に使用可能です!
ネットで検索すると様々な情報が渦巻いて何が本当なのか分からなくなってしまいますよね。
ここでは、スワドルが赤ちゃんになぜ良くないと言われているのかと、その対策についてまとめました。
我が子に安心して眠ってほしいけれど、悪影響や危険のリスクを考えると不安なママはぜひチェックしましょう♪
全身を覆うから赤ちゃんが苦しそう!

スワドルで全身を覆われているのは、赤ちゃんにとって苦しくないのかな?
スワドルで全身を覆う様子を見て苦しそうに感じるママもいますが、赤ちゃんはむしろ包まれて安心するので大丈夫ですよ!
自分に置き換えて考えたときに、頭以外の全身が布で覆われるのは窮屈に感じ、大切な我が子を見て不安に思いますよね。
しかし、赤ちゃんにとっては包まれているとお腹の中にいたときの感覚に似ていて、安心できるんです!
また、スワドルに使用されている素材は伸縮性のあるものがほとんどで、締めつけ感も適度なため苦しさはありません。

苦しそうだから大きめを買ってみようと思っていたけれど、それは良くないの?
ネットで購入しようと思うけれど、サイズ感が難しいなぁ。
大きすぎるサイズだと適切に効果が得られない場合があります。
また、首元の余分な布が、赤ちゃんのバンザイポーズで顔にかかり窒息に繋がりかねないため注意しましょう!
全身を覆うから赤ちゃんの動きを妨げそう!

モロー反射を抑えてくれるっていうけれど……逆に赤ちゃんの自然な動きまで妨げてしまうのでは?
おくるみではなく、服みたいに着せるタイプのスワドルなら手足の自然なかたちや指しゃぶりといった動きを邪魔しません。
全身包むのをイメージしたときに、手足が不自由になり、動きや成長の妨げになってしまわないか?と心配する声もあります。
着せるタイプのスワドルは、手はW・足はMの自然なかたちをとれるように工夫された形状なため、安心して着用できます!
また、成長につれて手足が動いたり指しゃぶりをしたりと動きが出てきますが、それも邪魔せず過ごせるのがスワドルの魅力。
ですが、睡眠時以外でもずっとスワドルを着せておくのは避け、起きたときや授乳のタイミングで脱がせてあげましょう。
そうすると生活にメリハリがつき、赤ちゃんも少しずつ学習して、睡眠と活動のリズムが整ってきますよ♪
包まれるから熱がこもりやすそう!

スワドルを着せると熱がこもりやすそうなイメージ……。
熱がこもると乳幼児突然死症候群に繋がる可能性が高くなるって言われているけれど、大丈夫かな?
季節や体質に合わせて通気性が良い素材を選び、スワドルも1枚の服と思って調整すれば、熱がこもりすぎるのを防げます。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、着せるものや空調で快適な温度に保ってあげましょう。
着せすぎにより体に熱がこもり、乳幼児突然死症候群のリスクが上がるのではないか、という点で不安を感じていませんか?
夏は暑いため、メッシュ素材や通気性が良い生地のスワドルで、中は肌着のみがおすすめ!
それでも暑そうなら、オムツのみ身につけてスワドルを着せちゃう!といった声もありました。

寒い冬は、肌着+ロンパース・オーバーオールの上にスワドルを着せ、暖かくしてあげると良いですよ。
ブランケットやスリーパーを追加で掛ける場合は、布で顔が覆われないように注意しましょう!
死亡事故に繋がるって本当?

「窒息や突然死に繋がる」ってネットに出てきたんだけど、大丈夫なの?
死亡事故を防ぐには、季節や体の成長に合わせて適切な生地やサイズを選び、必ず仰向けで使うように意識しましょう。
ネットでスワドルを検索すると「窒息」 「突然死」のようなこわいワードが出てきて、思わずドキッとしてしまいますよね……。
窒息や突然死は、スワドルを使うと起こるものではなく、適切な使い方や期間を守れば防げます!
上記のようなちょっとした工夫や配慮で命を守れるなら、しっかりおさえておきたいですね!
スワドルを着るのを嫌がるかも……

そもそもスワドルを身につけるのを嫌がって余計にぐずりそうだなぁ……。
スワドルを嫌がるようなら、着たまま抱っこしたり下半身のみから始めたり、慣れる対策をしてみましょう。
スワドルをすんなり受け入れられる子もいれば、慣れずに嫌がって泣いてしまう赤ちゃんもいます。
スワドルに慣れるためにできる対策は以下の4つです。
以上の4つを試してみれば、あなたのお子さんに効果的なものが見つかるかもしれません。
慣れてくれれば、入眠までの時間を大幅に短縮でき、赤ちゃんも安心して眠ってくれる!という嬉しい効果を得られますよ♪
赤ちゃんのスワドルとは?おくるみとの違いや効果も♪

スワドルとは赤ちゃんを包みこむ布の総称ですが、日本では一般的に服のように着せるタイプを指します。
おくるみは聞き馴染みがありイメージしやすいものの、スワドルは「知らなかった!」というママも多いのではないしょうか。
そこで、改めてスワドルとは何かについて詳しくお伝えしますね♪
スワドルとおくるみの違いは?分かりやすいのは形!
日本では多くの場合、服みたいに着せるタイプを「スワドル」、1枚の布を巻いて使うものは「おくるみ」と表現します。
しかし、おくるみは英語で「Swaddle」と表記するため、どちらのタイプもスワドルという表現で間違いはありません。
区別するために着せるタイプを「スワドルアップ」と表す場合も多いので覚えておくと良いでしょう。
おくるみはスワドルとは異なる点が多いので、違いを以下にまとめてみました。
スワドル | おくるみ | |
形状 | 赤ちゃんの自然な体のラインに沿った形。 着せるタイプでチャックつきが主流。 | 1枚の大きな布。 布だから様々な用途で使える。 |
使い方 | 服のように着せ、チャックを閉めるだけ。 | 巻き方があり、赤ちゃんを手順通りに包んでいく。 |
特徴 | 誰でも簡単に着せられて、安全性が高い。 | 赤ちゃんにぴったり合うサイズ感で包める。正しい巻き方を習得する必要がある。 |
注意点 | サイズ選びが重要。 大きすぎるとバンザイポーズのときに顔が埋もれてしまう危険がある。 | 布が解けて顔にかかると窒息の危険がある。 巻き方によっては、肩や股関節の発育を邪魔する可能性がある。 |
スワドルは、おくるみのように巻き方を練習する必要はなく、チャックで誰でも簡単に着脱できる点も人気です。
どちらにも魅力があるのですが、今回はスワドルのメリットについて詳しくご紹介していきます♪
ママと赤ちゃんに優しいスワドルの効果とメリット♪
スワドルは、自然な体勢を保ったままモロー反射も抑え、睡眠中も赤ちゃんに安心感を与えられるメリットがありますよ♪
スワドルを上手に活用すれば、赤ちゃんだけでなくママにも嬉しいメリット満載なので、ぜひチェックしてみてください!
赤ちゃんの入眠をサポート♪寝かしつけの時短にも◎
スワドルを使えば赤ちゃんに安心感を与えられて入眠しやすく、ママにとっても寝かしつけの時短になります!

中々寝つけなかった息子にスワドルを使ったら、スッと自然に入眠してくれました!
寝かしつけに1~2時間かかっていたのが、スワドルを使えば10~30分程度に収まっています♪
スワドルを購入する多くの場合は、寝かしつけの時短を目的としています。
スワドルはお腹の中にいるときに近い感覚を赤ちゃんに与えられ、より安心できるようで寝かしつけにはもってこいのアイテム!
中々入眠できない赤ちゃんや寝かしつけの時間を減らして休みたいママにおすすめですよ。
モロー反射を抑えてより安眠しやすくサポート♪
顔以外の全身を覆うため赤ちゃんのモロー反射を抑え、より長く安心して眠れるようになります!
モロー反射は赤ちゃんが意識して行うものではないため、寝ているときにそれが原因で泣いて起きてしまう場合もあります。

せっかく寝かしつけてもモロー反射で再び起きてしまう娘に使用しました!
ぎゅっと締めつけるわけではないのにモロー反射を抑えてくれて、娘も私も心地よく眠れています♪
スワドルなら体に負担なくモロー反射のみ抑えられるため、大切な我が子にも安心して使ってほしいアイテムです。
赤ちゃんがモロー反射で起きてしまい、中々睡眠が確保できないママにおすすめですよ♪
赤ちゃんにとって未熟な体温調整をサポート♪
体温調整機能が未熟な赤ちゃんにとってスワドルは、快適な温度を保つのに重要な役割を果たします。
暑すぎたり寒すぎたりは空調や服装で調整したいですが、赤ちゃんにとって快適な気温を保つのは意外と難しいもの。

暑い日のエアコンが効いた部屋でも、スワドルをきせると赤ちゃんの寝冷えを防げて便利です♪
赤ちゃんは体温調節が苦手ですが、スワドルを使用すれば一定に保つサポートをしてくれます。
また、スワドルがあれば掛布がいらない場合が多く、布が顔に掛かって窒息するリスクを減らせますよ。
スワドルは、赤ちゃんと大人の両方の快適を安全に追求したいママにもってこいです!
おくるみよりも簡単に自然でより安全な体勢を守る!
スワドルなら、手はW・足はMといった自然な体勢を保ちながら包めるので、体に負担がかからずに安心して使えます!
おくるみは適切な体勢で正しく包む方法が難しく、間違えた巻き方は股関節に悪影響を及ぼす可能性もあり気をつけたいところ……。

産院でおくるみの巻き方を習ったけれど、ふにゃふにゃの我が子を上手く包み込まず断念しました。
スワドルなら、着せてチャックを閉めるだけで体制的にも無理なく正しく包み込めるのでとっても簡単♪
スワドルは、ただ着せるだけで赤ちゃんの自然体の正しい姿勢で簡単に包み込めると、魅力に感じるユーザーも多くいます。
おくるみよりも手軽に、体への負担や影響を抑えたいママにおすすめですよ♪

赤ちゃんのスワドルの卒業はいつ?タイミングや方法!

スワドルは寝返りする頃には卒業できるように、赤ちゃんの様子をよく観察して判断しましょう。
寝返りを始めてからもスワドルを使用し続けるのは窒息に繋がり危険なので注意しましょう!

スワドルに慣れちゃうと、外すのに苦労する……?
スワドルを使いたいけれど迷っているママの中には、卒業に不安を感じているケースも少なくありません。
だからこそ、事前に卒業のタイミングや方法を知り準備できれば、赤ちゃんの成長を安心して見守れますよ♪
スワドル卒業のタイミングは寝返りを始める頃!
スワドルは、赤ちゃんが寝返りを始める頃が卒業のタイミングです!
赤ちゃんの成長には個人差があり寝返りを始める時期もそれぞれですが、おおよそ生後3~6ヵ月頃と言われています。
すんなり卒業できれば良いものの、赤ちゃんが変化に不安を感じて泣いたり寝つけなかったりと苦戦するケースも……。
寝返りを始めてから使用をやめるでは遅いため、前兆が見られたらスワドル卒業に向け動き出す意識を持ちましょう。
上記のような動きが見られたら寝返りする前兆なため、普段から赤ちゃんの様子をよく観察して見逃さないようにしてくださいね。
スワドルが手放せない!を防ぐ方法は?コツを3つ紹介♪

スワドルを卒業させるのにおすすめの方法があれば知りたい!
スワドルを卒業する方法には、片手ずつ解放していく・寝かしつけのタイミング・ルーティンを見直す3つが挙げられます。
スワドルを卒業させようといきなりやめたら、泣いたり寝つけなかったりして苦労した・・・・・・という話を耳にします。
すんなり外せた♪という赤ちゃんもいるものの、我が子がどっちのパターンかなんて分からないですよね。
そこで、スワドル卒業を成功させるためのコツを3つ紹介します!
成功のコツ①片手ずつ解放していく
スワドル卒業には、まず片手から解放し、大丈夫だったら両手→チャックを下ろす→脱がせる、と段階を踏みましょう。
卒業させたいからといっていきなりスワドルを外せば、変化に戸惑い泣いても不思議ではありません。
片手ずつなら無理なく卒業に向けての1歩が踏み出せるでしょう。
「なるべく自然に少しずつ」がポイントなので、焦りは禁物ですよ!
変化に敏感な様子なら指先から、といった赤ちゃんが気づかないくらいのペースで徐々に外していきましょう。

成功のコツ②寝かしつけのタイミングを見極める
赤ちゃんが眠くなるサインを見逃さず、適切なタイミングで寝かしつけしてあげましょう。
赤ちゃんにとって無理のないタイミングでの寝かしつけは、気持ちよく入眠させられる第1歩にとても重要なポイントです♪
赤ちゃんによって仕草は様々ですが、よく観察すれば眠くなってくると現れるサインがあります。
上記に当てはまる仕草が見られたら、寝かしつけのタイミングですよ。

泣いてぐずったら眠いサインかと思っていたけれど、もっと前に判断できるポイントがあるんだ!
眠いサインに気づかずいると今度は疲れすぎてしまい、寝かしつけるタイミングを逃してしまいます。
疲れすぎた赤ちゃんはストレスが溜まり、アドレナリンやコルチゾールというホルモンの分泌が促されます。
そうなると眠いのに落ち着けず、寝つきにくい・入眠してもすぐに起きる、といった状態になり母子共に辛い状況に……。
そうならないためにも、普段から赤ちゃんの様子をよく観察し、我が子の眠いサインを見つけてあげましょう♪
成功のコツ③寝る前のルーティンをつくる
寝る前にお風呂に入る・子守唄を歌うといったルーティンをつくってあげると、赤ちゃんの安心材料になりますよ。
赤ちゃんは次の予測できる行動をとるのが大好き。
心の準備ができると安心に繋がり、次に起こる出来事を受け入れやすくなるんです。
スワドルもルーティンの1つにあたりますが、それ以外にも赤ちゃんが安心できる習慣があると卒業もスムーズですよ♪
同じ行動を毎日繰り返すと、赤ちゃんは賢いので「もう寝る時間なんだ」と理解してくれるようになります。
寝る前のルーティンをしていると以下のメリットが得られやすいです。
- 就寝時刻が早くなる
- 寝つくまでにかかる時間が少ない
- 睡眠時間が長い
- 夜間の目覚めが少なくなる
睡眠に前向きな状態で寝てもらえれば、のちに一人で気持ちを落ち着かせて眠るのが可能になっていきます。
スワドル卒業だけでなく今後のためにも、ぜひ寝る前のルーティンをつくってみてください♪

赤ちゃんにスワドルは良くない?のまとめ

- スワドルは赤ちゃんに良くないわけではなく「奇跡のおくるみ」とも言われ、正しく使えば快適で安心な睡眠にしてくれる
- スワドルで全身を覆う様子を見て苦しそうに感じるママも多いが、赤ちゃんは包まれて安心するので大丈夫
- 日本では、服みたいに着せるタイプをスワドル、1枚の布で巻いて使うものをおくるみと表現する場合が多い
- スワドルは、自然な体勢を保ったままモロー反射も抑え、睡眠中も赤ちゃんに安心感を与えられる
- 死亡事故や熱がこもるのを防ぐには、季節や体の成長に合わせて適切な生地やサイズを選び、必ず仰向けで使う
- スワドルを嫌がるようなら、着たまま抱っこする・下半身のみから始めるといった慣れる対策をしてみる
- スワドルは、赤ちゃんが寝返りを始める頃が卒業のタイミング
- スワドルを卒業する方法として、片手ずつ解放していく・寝かしつけのタイミング・ルーティンを見直すの3つ
「スワドルは赤ちゃんに良くないかも」といった漠然とした不安は解消されたでしょうか?
良くないと思われる原因をしっかり把握し適切に対策すれば、赤ちゃんやママにとって嬉しい味方になってくれますよ。
スワドルを正しく使って、大切なお子さんの睡眠をより良いものにできますように♪
手足の動きが増えたり寝返りの前兆が見られたりする場合は、手が出せるタイプがおすすめ♪
目覚めてからすぐに手が出せて遊べ、入眠前はサッと指先まで覆えるため熟睡できる姿勢をつくります。
首元のファスナーカバーも赤ちゃんを傷つけないための優しい工夫です。
