
赤ちゃんのおくるみって「危険」とか「いらない」という声をよく聞くけど、実際どうなのかな?
おくるみは出産準備リストによくあがりますが、実際はいらないのではないかと悩んでいる方も多いと思います。
おくるみは必須アイテムではありませんが、赤ちゃんの体温調節がしやすく、安心できるといったメリットがあるため、余裕があれば購入をおすすめします。
この記事では初めて出産準備をするあなたに、おくるみを使用するメリットと注意点を解説します。
正しくおくるみを使って赤ちゃんとの新生活を楽しめるようにしましょう♪
- おくるみを使用するメリットと注意点
- おくるみの正しい巻き方
- おくるみのおすすめの素材
出産準備中に「おくるみは実際にいるの?いらないの?」と悩むあなたにお届けします!
赤ちゃんのおくるみは、大判で1枚の布になっている物が使いやすいですよ。
こちらは洗濯可能なタイプのため、汚れてもすぐに洗濯できて清潔に使うことができます。
赤ちゃんの敏感な肌にも安心して使うことができますね♪

赤ちゃんにおくるみはいらない?メリット沢山って本当?


そもそもおくるみっていつ使うの?
買っても使わなかったらもったいないし、いらないんじゃないかな?

おくるみが必要な理由は何なのか気になりますよね!
出産準備中はたくさん用意するアイテムがあるため、「おくるみはいらないのでは?」と悩むママも多いでしょう。
私が2人の子どもを出産した経験上、おくるみは絶対に必要ではありませんが、持っていれば何かと使う機会があり、とても便利なアイテムといえますよ!
おくるみは赤ちゃんを包むだけと考えている方もいらっしゃると思いますが、実は赤ちゃんにとって様々なメリットがあるんです。
その1:抱っこしやすい
おくるみで赤ちゃんの体を固定すると赤ちゃんの体が安定するため、抱っこがしやすくなります!
生まれたての赤ちゃんは首が座っておらず体全体が柔らかいため、腕全体で支えて抱っこしてあげると安心します♪
生まれたての赤ちゃんといえど、長時間抱っこすると腕が疲れてママやパパに負担がかかりますよね…。
赤ちゃんはもちろん、ママとパパにとっても楽な姿勢で抱っこしてあげることが大切です。
その2:モロー反射の防止に効果がある
おくるみはママのお腹の中にいたときのように自然に丸まった姿勢を作り出して赤ちゃんが安心するため、モロー反射の防止に効果がありますよ♪
モロー反射とは生後4か月頃までの赤ちゃんに起こる、周りの音や刺激に反応して何かに抱き着こうと手足をびくっとさせる動きのことです。
赤ちゃんによっては、この反応で泣いてしまったり、眠りから目を覚ますこともあるんです。

せっかく寝かしつけたのにモロー反射で
「ふえーん」と目を覚ましてしまうことがありました…。
その3:体温の調節をサポートしてくれる
冬の寒い時期や夏の暑い時期には、おくるみでこまめに体温調節してあげると赤ちゃんも安心して過ごすことができますね♪
赤ちゃんは体温調節の機能が未熟なため、ちょっとした気温の変化ですぐに体温が上がったり下がったりしてしまうんです。

赤ちゃんの体温調節って本当に難しいですよね…
洋服を何枚着せたらいいのか悩みました
最初は「いらないかも」と思っていたけど、秋などの体温調節の難しい季節はおくるみが必須だったというママの声もありました。
その4:成長後も様々な用途で使うことができる
おくるみは生まれたての赤ちゃんだけが使うものではありません。
大判で1枚になっているタイプであれば、様々な用途に使えるため、長く活躍してくれるでしょう!
毛布やブランケット、おむつ替えシート、授乳ケープ など
代用品としてのおくるみの方が長く活躍したというご家庭も多くありますよ。

長女は2歳になりましたが、
おくるみをお昼寝のお布団代わりに使っています♪

何枚か持っておくと外出先でも役に立ちそうですね!
赤ちゃんのお気に入りのおくるみを使えば、外出先でもリラックスしやすい環境が作れますよ♪
赤ちゃんのおくるみの巻き方や注意点を徹底解説


メリットがたくさんあるなら使ってみようかな♪

おくるみは正しく使うとメリットが多いアイテムですが
実は…注意点があるんです!
おくるみの赤ちゃんへのメリットが多いことはわかりましたが、中には「危ない」という声も聞きませんか?
赤ちゃんにおくるみを使用するときは「巻き方」「巻く時の赤ちゃんの姿勢」「脚の形」を注意する必要があります。
おくるみのメリットが多いことは確かなので、注意点と正しい巻き方をチェックできていれば怖いことはありません!
ここでは、赤ちゃんにおくるみを使う際の注意点や正しい簡単な巻き方をご紹介します♪
赤ちゃんにおくるみを使う際の注意点
おくるみはメリットが多いアイテムですが、間違った使い方をすると乳幼児股関節脱臼の危険性が高まるので注意が必要です!
あまり聞きなれない病名で戸惑うママも多いことでしょう。

突然、病気の名前で怖いな。

正しい巻き方の前に注意点について確認しましょう!
乳児股関節脱臼とは、赤ちゃんの脚の付け根の関節が外れてしまう病気のことです。
関節が柔らかい新生児期に、膝を伸ばした状態で過ごしてしまうことで乳児股関節脱臼を発症してしまうことがあるんです。
その1:膝を伸ばした状態でギュッときつく巻くのはNG
赤ちゃんの理想的な脚の形はM字開脚なんです!
そのため赤ちゃんをおくるみでくるむときに、膝を伸ばした状態でギュッときつく巻くのはNGです。
寒さから赤ちゃんを守るために脚をおくるみや衣類でくるみがちな、秋・冬生まれの赤ちゃんの乳児股関節脱臼の発症が多くなっているようです…。
その2:寝返りができるようになったらおくるみはNG
赤ちゃんが寝返りができるようになったら、特にママやパパの目が届かない夜間はおくるみを使うのを避けましょう。
おくるみをしたまま寝返りをしてうつぶせになってしまうと身動きが取れなくなって窒息の危険あるからです!

窒息の危険まで…!
窒息の危険をと言われると不安になりますが、正しい巻き方を知っていれば安心して使用できます。
赤ちゃんへのおくるみの正しい巻き方
続いてはおくるみの正しい巻き方についてご紹介します!

うまくできるかな。

正しい巻き方を習得すればママもパパも安心できますよ!
赤ちゃんのおくるみを購入したはいいけど、肝心の巻き方がわからないというママの声をよく耳にします。
おくるみの必要性を知った今、ぜひおくるみの正しい巻き方についてチェックしていきましょう♪
- その1おくるみの角を手前にしながら、床に敷きます。
上の角を三角に少しだけ折ります。 - その2折った三角の部分から頭が出るように仰向けに寝かせます。
- その3布の右側を折って赤ちゃんを包みます。
- その4手前の下の角も赤ちゃん側に折って包みます。
- その5最後に布の左側を赤ちゃん側に折って、しっかりと固定します。
- 完成
赤ちゃんに危険だと噂されているおくるみも正しい巻き方を知っていれば、赤ちゃんとママの安心で快適なねんね時間を作れます。
様々な巻き方がありますが、まずは基本の巻き方からチャレンジしていくといいでしょう。
赤ちゃんのおくるみのおすすめ素材は綿!3つの理由

おくるみのおすすめの素材はズバリ!綿100%の生地です!
なぜ赤ちゃんのおくるみに綿100%の生地がおすすめなのか、その理由を詳しく解説します!
その1:肌に優しい
生まれたての赤ちゃんの肌はとても敏感でデリケート。
皮膚のバリア機能が未熟で外部の刺激を受けやすい状態です。
綿100%の生地は柔らかく肌への摩擦を最小限に抑えるため、肌へのダメージのリスクが少ないです!

その2:通気性と吸湿性が良い
赤ちゃんは新陳代謝がとても活発で汗をかきやすいです。
綿100%の生地は通気性が良く湿気を吸収、綿の吸湿性により赤ちゃんの汗を効率的に吸い取ることができます!
綿を使用している中でも「通気性」に特化しているおくるみがおすすめですよ♪

その3:快適な温度を保つ
赤ちゃんは体温調節が未熟なため、気温の影響により体温が変化しやすいです。
綿100%の生地は季節の変わり目でも適切な温度を保ち、おくるみの中でも快適に過ごすことができます♪

赤ちゃんにおくるみはいらない?のまとめ

- 赤ちゃんにおくるみはいらない?と感じる場合は、おくるみのメリットを考えると判断しやすい
- おくるみのメリットには「抱っこしやすい」「体温調節をしてくれる」などのママに嬉しいポイントが詰まっている
- おくるみは赤ちゃんの睡眠をじゃましてしまうモロー反射を防止してくれる役割も持っている
- 赤ちゃんの理想の脚の形はM字開脚で、正しい巻き方をしないと「乳児股関節脱臼」につながる恐れがある
- 赤ちゃんが寝がえりをするようになるとおくるみの使用はかえって危険なため使わないようにする
- 赤ちゃんのおくるみでおすすめの素材は断然「綿」
- 綿は赤ちゃんの肌や快適な睡眠環境を守るためにおくるみの最適な素材として人気が高い
出産準備中は必要なアイテムが多く「おくるみって赤ちゃんにいらないんじゃない?」と感じるかもしれません。
それでも、おくるみの赤ちゃんへのメリットや意外と簡単な巻き方を知っていくうちに、あなたの育児を味方をしてくれるアイテムであることが伝わったかと思います。
おくるみは「いらない」という声もたしかにありますが、きっといざというときに持っててよかったと思うこと間違いなしです♪
あなたと赤ちゃんの快適時間をおくるみが守ってくれますように……♪
赤ちゃんに使うおくるみは綿100%の生地がおすすめです!
通気性と吸湿性に優れているため、おくるみの中で赤ちゃんは快適に過ごすことができます。
洗濯可能なタイプのため、汚れてもすぐに洗濯できて清潔に使うことができますね♪
